極めて大きな注目を集めているアニメ・マンガをテーマにした観光ツアー=東京で有名な秋葉原電気街
■アニメ・漫画の記憶をたどる日本の旅 アニメ&懐古ブームの特徴を前面に打ち出す
訪日中国人観光客の数が200万人の大台に乗る新たな段階に入ると、伝統的な大衆路線商品にも急速な変化が生まれ、観光旅行のテーマ化・個性化時代が到来した。
最近、中国の90後(90年代生まれ)の観光客グループが、日本に旅行中に人気漫画「スラムダンク」の舞台・嶺南高校のモデルとなった高校の壁をよじ登って侵入するというニュースがネット上で流れた。これはまさに自分のアニメの夢をかなえるための行動であるが、これによって現地の学校関係者や警察が出動する騒ぎとなった。
旅行会社の反応によると、日本を訪れたことがある中国人観光客の中で、自分の好きなアニメ・漫画の記憶をたどる旅行計画を立てたことがある人は確かに少なくないようだ。
ハウステンボスでONE PIECEライドクルーズに乗ったり、全長18mの実物大ガンダムを見て、ディズニーランドで遊んだり、ハローキティアミューズメントパークに行ったり、北海道登別伊達時代村「忍者かすみ屋敷」を訪れたりなど。これらの非常に馴染み深いのに、訪れたことがないアニメ・漫画の聖地は何世代かの少年・少女期の集団的記憶である。
現在最も熱い80、90後の懐古ブームに向け、ある旅行会社はすでに3月出発の「独占企画「日本アニメ・マンガ観光ツアー」コースの販売を発表した。目的地は、関東、関西、北海道、九州、沖縄などが含まれている。特筆すべきなのは、アニメ・漫画観光ツアーには、横浜で開催される桜祭りへの参加や、温泉の入浴、懐石料理の食事など、美しい風景や美食体験も用意されていることだ。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年2月4日