昨年3月に日本・警察庁が発表した白書によると、2012年の児童虐待の被害者数は前年比で20%増と急増した。2013年に警察が記録している児童ポルノ製品の販売や拡散に関する事件は10年前に比べて約10倍増加した1644件に達し、1999年の立法・取締開始以来の最高記録となった。
これらデータに基づき、2013年に米国・国務院のある報告では日本を「児童ポルノの制作・販売の国際的中心地」と称している。同報告によると、日本国内では何の法的な監督管理もないため、「性描写のあるアニメやマンガ、ゲームが広く流通しており、その一部には児童に対する暴力的な性虐待や性的暴行の場面を描いたものもある」とされている。同報告ではまた「日本の警察庁はこうしたアニメと児童への虐待現象との間の関連性は見つけられないと強調しているものの、『こうした児童への性虐待を容認する文化は児童へ被害を与えているのは明らかだ』とする専門家もいる」としている。(編集YH)
「人民網日本語版」2015年2月3日