中国オリジナルアニメ「喜羊羊と灰太狼」は、2005年の放送開始直後から中国全土で大ブームを引き起こした。顔氏も、このオリジナルアニメに注目していたという。従来とは異なる中国オリジナルアニメ時代の幕を開けたのがこのアニメの登場だったと考えているからだ。
「まだ不足している部分があるにしても、このアニメ作品は、内容や技術、産業化の推進の上でも大きな革新が見られた。ここから見ても、中国のアニメは、すでにある一定のレベルを備えている」。
顔氏は、最後に中国アニメ・漫画界に対して自分の意見を述べた。「中国アニメ・漫画や関連産業の当面の急務は、低年齢化路線からの脱却や各年代の異なる精神的な需要を重視し、内容を優先したアニメ作りをすることだ。重要なのは、子供だけでなく、大人の観客を取り込むことだ」。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年1月29日