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京滬高速鉄道が運営3年で黒字転換 (2)

人民網日本語版 2015年01月26日16:21

例えば、孔子の生地として世界に知られている山東省曲阜市は、同鉄道が開通して以来、旅行者や社会の総収入が大幅に増加し、13年には旅行者が前年比11.7%増の1446万7千人に、総収入が前年比14.2%増の122億3千万元(約2323億円)に達した。

100%「中国製」の高速列車誕生へ

100%「中国製」の電気牽引システムとネットワークコントロールシステムを搭載した高速列車「CRH5A型」の30万キロ走行試験が現在、行われている。

同列車の研究開発を担当している北車長客股份有限公司の副チーフエンジニア・常振臣氏によると、高速鉄道は、約19種類の最新技術の集大成で、電気牽引システムは高速鉄道の『心臓』、列車の動力の源となる。一方、ネットワークコントロールシステムは、高速鉄道の『脳』で、列車の全ての動きを指揮する。

この2つのシステムの国産化が実現し、中国高速鉄道の核心となる製造能力が大幅に向上した。南車四方股份公司の副チーフエンジニア・丁叁叁氏が10年前に米国で高速鉄道技術のセミナーに参加した際、全ての参加者がドイツに本社を置くシーメンスなどの大手企業に注目していた。しかし、昨年11月、丁氏が米国で高速鉄道のPRを行った際、「米国の技術者は、中国の高速鉄道の発展に高い関心を示した」という。

50メートルの杭で地盤強化

中鉄第四勘察設計院集団有限公司の副チーフエンジニア許克亮氏によると、「高速鉄道で一番怖いのは、線路が不均衡に沈下すること」。設計時速が350キロに達する高速鉄道の線路は、地盤の沈下が数十年後であっても15ミリを超えてはならないという。

河南省鄭州市と陝西省西安市を結ぶ鄭西旅客専用線の華山北駅と臨潼東駅の間は、湿った黄土の厚さが2-3メートルに達するため、沈下を防ぐために、5メートルおきに深さ50メートルの杭が打たれた。そしてつなぎ目のない鉄筋コンクリートが打たれ、列車の安全な走行を確保している。


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