1千平方メートル以上にわたるホール内に、1千点近くの美術作品が一面に置かれ、審査員の教師6人がそれぞれの作品を真剣な表情で評価している。昨日午後3時、あるホテル内の2015年遼寧省大学統一入学試験美術類専門試験の採点会場では、受験生や保護者の関心を集める採点の様子が初めてメディアに公開された。
3万点近くの作品をどのように採点するのだろう。芸術類試験の点数に客観的な基準はあるのだろうか。採点グループリーダーの趙健氏は「芸術作品に対する各人の主観は異なるが、それでも客観的な基準はある。テーマから外れていないか、構図は合理的か、テーマが際立っているか、創意はあるか、などだ。もしこれらの基準に合わないなら、高点数は望めない。受験生の基礎力の判断については、評価する教師によって大きな違いは起こりえない」と語る。(編集YH)
「人民網日本語版」2015年1月15日