中国若者の婚活、「両親の意見を重視」6割

あなたは婚活のプロセスで、両親という「関所」を通る必要があるだろうか？中国青年報社会調査センターがモバイル騰迅網（テンセント）を通じて実施した調査によると、調査対象者2万1727人のうち、「婚活において、両親という『関所』を通らなければならない』と思う」と答えた人は51.8％、「どちらともいえない」は11.6％を占めた。また、「両親の意見は重要」と考える人は61.2％に達した。中国青年報が伝えた。

しかし、婚活のプロセスで浮上する問題について、当事者である若者と両親との間には、極めて大きなギャップがある。このギャップは、相手に求める条件面で、より具体的かつ明確に浮上してくる。両親が最も重視するのは、「相手の家庭環境や暮らし向き（63.4％）」および「言葉遣いや態度に現れる人柄(56.4％)」である一方、若い人が重視するのは、「言葉遣いや態度に現れる人柄(61.0％)」および「容姿（32.9％）」だった。

あるネットユーザーは、「将来を正確に見通せる人などいないし、その必要もない。現実が最も大切だ。両親という関所を通らないことは可能だが、実家には必ず帰るだろう」と指摘した。

回答者のうち、「今の伴侶を認めている」と答えた両親は77.7％に達した。もっとも、「相手を認めない」ケースでも、「伴侶と別れることは有り得ない」人は50.6％を占め、「なんともいえない」は19.2％だった。

今回の調査結果から、若者世代と親世代の間にはギャップがあるが、相手に求める条件として、「言葉遣いや態度に現れる人柄」を挙げている点は共通していることが明らかになった。これを糸口にして、2つの世代は共通認識に達することができる。結局のところ、私たち誰もが追い求めているのは、「幸せで円満な家庭」なのだから。（編集KM）

「人民網日本語版」2015年1月15日