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今年の腐敗対策 省・部級高官の裁判が続々開始

人民網日本語版 2015年01月05日10:57

 2014年に中国共産党の腐敗対策行動はその規模、踏み込み度、密度、および制度的探求のいずれにおいても、かつてない強力な態勢を見せた。2013年が力強い腐敗対策の始まった年だとするなら、2014年は成果を拡大し、法にのっとった腐敗対策、制度面の腐敗対策へと足を踏み入れるために強固な土台を築く肝要な年だった。新華網が伝えた。

■今年は省・部級高官の裁判が続々開始

 第18回党大会後に失脚した省・部級以上の高官50人余りのうち、すでに4人が実刑判決を言い渡された。また、18人がすでに司法手続きに入り、うち12人が本格的な捜査を受け、6人が司法機関に送致された。この他28人がまだ組織調査を受けている。

 今年は省・部級高官の裁判が続々と始まるが、法にのっとった腐敗対策、法にのっとった官僚管理という目標を真に達成できるか否かの鍵は、公正な裁判にある。

■海外での腐敗対策が常態に 腐敗対策の「第二の戦場」へ

 2014年7月から中国が開始した凄まじい勢いの「猟狐2014」行動は世界の注目を集めた。中国警察当局の12月4日の発表によると、すでに60の国や地域で国外に逃亡した経済犯428人を捕まえた。うち、事件金額が1000万元以上の者は141人、国外逃亡が10年以上になる者は32人だった。

 

 昨年以来、中国の腐敗対策は海外で力を尽くす新たな段階に入った。年初には「裸官」(家族を海外に居住させ、自分だけ中国国内に残る腐敗官僚)の全面的取締りを広東省など個別の省から全国に拡大。年半ばには世界規模で逃亡犯を追跡逮捕し、不法取得資産を没収する「猟狐行動」によって海外での腐敗対策が加速し、その凄まじい勢いは今も続いている。11月のアジア太平洋経済協力(APEC)閣僚級会議では中国主導の「北京腐敗対策宣言」が締結され、腐敗対策・法執行協力ネットワークが形成され、アジア太平洋各エコノミー間は逃亡犯追跡逮捕・不法取得資産没収協力を加速し、国境を跨ぐ腐敗行為の取締りで連携することとなった。

 こうした国際的連携は、中国の腐敗対策と歩調の合ったものだ。腐敗対策の急速な国際化に、人々は期待を寄せている。外交部(外務省)の徐宏条約法律局長は「次の段階では新たなブレークスルーが必ずあると期待できる。腐敗行為をした者が外国への逃亡によって法的責任を逃れようと企てるのは、不可能な夢想だ」と述べた。(編集NA)

 「人民網日本語版」2015年1月5日

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