今回の観測活動において、中国は初めて南極に衛星測位システム「北斗」の基地局を建設し、受信機および補助設備の調整と取り付けを行い、関連データを入手する。基地局を基礎とし、2台の北斗システムデータ受信機を使用し、長城基地付近のGNSS(全地球航法衛星システム)の地上制御地点の試験を実施する。
中国が南極で北斗システムを使い関連データを取得するのはこれが初めてだ。南極における北斗衛星データの処理、マルチ衛星ナビゲーション座標の隙間なき連結、異なる基準・枠組みの整合性などの重要問題の解決に取り組み、中国独自の衛星測位システムの応用、南極における北斗測量基準の制定にデータと技術面の支援を提供する。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年10月31日