22日午前、習近平国家主席の夫人である彭麗媛氏が名付け親となったチューリップ「国泰」の球根が初めてオランダから中国に届き、北京植物園で植え付けの式典が行われた。これで、人々の注目を集めるチューリップ「国泰」は、正式に「お里帰り」したことになる。来年春の初めには、満開となった「国泰」が北京植物園で展示される予定で、訪れた市民の眼を楽しませることになる。また、今年12月には、一般参加のチューリップ栽培コンテストも行われる。来園客が無料でチューリップの球根を受け取り、育てた花を出品するというもので、優勝者には、「国泰チューリップの旅」がプレゼントされる。北京青年報が報じた。
今年3月、習近平主席と彭麗媛夫人がオランダを訪問した際、オランダのマキシマ王妃は、新種のチューリップを「国の贈答品」として彭麗媛夫人に贈呈した。彭麗媛夫人は、この新種のチューリップを「国泰」と名付けた。この名前は、「国家の安泰と国民の平安」を示しているだけでなく、英文名の「Cathay」が、西洋古代詩の中で、「中国」を意味する言葉として登場することから、中国文化と西洋文化の完璧な融合を象徴している言葉と言える。