10月11日に開かれた2014年中国ロボット大会、およびロボカップオープンの現場で、小型戦車のようなロボットが来場者の目を引きつけていた。ロボットは履帯を使い、迷宮のような箱の中から何かを探そうとした。これらのロボットは救助ロボットで、震災後の被災地での救助活動のシミュレーションを行っていたのだ。合肥日報が伝えた。
東南大学の学生が操縦するロボットの「頭」には、カメラのような物体が取り付けられていた。両側の「耳」は、信号をキャッチするセンサーだ。このロボットは最先端の技術を搭載し、カメラセンサー、レーザーセンサー、音響センサーなどの装置を取り付けており、「見る」、「聞く」などの機能を実現している。同ロボットは人が入れない狭い空間で生存者を発見し、「ロードマップ」を作成し救助本部のコンピュータに伝送できる。
東南大学のプロジェクト担当者は、「この救助ロボットはまだ捜索の段階に留まっており、モノをつかんだり、直接救助を実施する機能を持っていない。しかしプログラムやロボットの設計・開発は自前であり、今後さらに改良とアップグレードを重ねていく」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年10月13日