英国の健全性規制機構(PRA)と金融行動監視機構(FCA)は現地時間8日、中国工商銀行のロンドン支店の開設を認可した。中国大陸部の銀行が英国で支店の開設認可を取得したのは、新中国の成立以来初めて。人民日報が伝えた。
中国工商銀行は2003年、ロンドンで全額出資の子会社「中国工商銀行ロンドン」を設立している。工商銀行の関係者は、「子会社はホールセール事業面で制限があったが、ロンドン支店の設立によりこれを突破し、ロンドンの国際金融センターとしての資源を十分に利用できるようになる。ホールセール事業を発展の重点とし、総合的なサービス能力をより一層引き上げていく。また、ロンドン支店の設立をきっかけに、中国企業の英国での投資をより一層支援し、多様化された金融商品を提供していく」と述べた。
工商銀行は現在までに、世界40カ国・地域に331の海外機構を設立、コルレス銀行のネットワークは世界146カ国・地域をカバーしており、外資コルレス銀行の総数は1767カ所に達している。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年9月11日