中国工商銀行、システム故障で利用者が大迷惑
23日午前、中国工商銀行の窓口預金引き出し、ATM、インターネットバンキングなどのサービスに故障が発生し、上海・北京・武漢などで通常の使用ができないとの報告があった。国際金融報が伝えた。
同日午前10時30分、中国工商銀行の上海静安区支店には大勢の人が集まっていた。ある若い利用者は、「順番待ちの番号札をもらってから30分余りで、ネットワークの故障が発生した」と語った。またATMを利用していた女性は、「今日は子供の学費を払わなければならないが、カードが使用できず、カウンターからも現金を引き出せない」と述べた。
銀行の職員は記者に対し、「当行は未明にシステムのアップグレードを行った。故障はすぐに解消されるはずだ」と語った。同日12時10分に中国工商銀行上海東昌支店を訪れたところ、職員は「システムが回復し、使用できるようになった」と述べた。
上海以外でも、全国各地の中国工商銀行で窓口での預金引き出し、ATM、インターネットバンキングなどのサービスに故障が発生したと発表された。これまでに北京、杭州、武漢などの顧客から、通常通りに使用できないとの報告が寄せられている。
中国工商銀行はその後、「本日午前、当行のコンピュータシステムアップグレードにより、一部地域の支店のカウンター・電子事業の手続きが遅れたが、現在は手続きが正常状態に戻っている。顧客にご不便をおかけしたことについて、謝罪を表明する」と表明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年6月24日