中国国家統計局が13日に発表した情報によると、中国の7月の一定規模以上の工業企業増加値は、前年同月比で実質9.0%増となった。7月の増加率は、6月より0.2ポイント低下した。1−7月の一定規模以上の工業企業増加値は、前年同期比8.8%増となった。業界関係者は、「このデータは、経済がやや改善されたが、その基礎が依然として脆弱であることを意味する。今後は安定成長の現行政策を徹底する必要がある」と指摘した。南方日報が伝えた。
業界別に見ると、41業界のうち39業界の増加値が、7月に前年同月比で増加を記録した。3大分類で見ると、7月の鉱業増加値は6.2%増、製造業は10.0%増、電力・熱エネルギー・ガス・水生産・供給は1.9%増となった。7月の工業企業製品販売率は97.9%で、前年同月比で0.5ポイント低下した。
中国銀行国際金融研究所高級研究員の周景トウ氏は、「7月の工業企業増加値の増加率が低下したのは、前年同月が好調だったためだ。しかし経済全体の需要が疲弊し、増加率の上昇を抑制したこともある」と分析した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年8月14日