中国政府が提供する3000万元(約4億9880万円)相当の緊急人道支援物資が11日、専用機でギニア、シエラレオネ、リベリアに到着した。これらの物資は主に医療用防護服、モニター、噴霧器、薬品など。人民日報が伝えた。
物資を運ぶ専用機は現地時間11日12時20分にギニアの首都コナクリに到着した。卞建強・駐ギニア中国大使、ギニアのサノ国際協力大臣らが譲渡式に参加した。
卞大使は、「エボラ出血熱は人類共通の敵だ。感染拡大を食い止めるには、国際社会が共に努力しなければならない。中国とギニアは苦難の時に助け合う良き兄弟、仲間であり、中国政府と国民は、雲南地震後の重要な時期にあっても、エボラ出血熱に苦しむギニアの人々を忘れはしない」と述べた。
在ギニア中国大使館の職員は、「中国が西アフリカ3カ国に派遣した9人の公衆衛生専門家はすでに各国に到着している。うち3人は11日にギニアに到着する。中国の専門家はギニアのエボラ出血熱対策に協力するほか、現地の医療スタッフに中国からの支援物資の使用法を指導する」と述べた。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年8月12日