美観と衝撃吸収性能を兼ねそろえた金色のガードレールがこのほど、北京市長安街の復興門から建国門に至る区間に設置された。このガードレールを製造した中国兵器工業集団公司によると、同様のガードレールが今後、中国各地の広範囲に設置される計画という。新華社が伝えた。
北京の天安門広場、城楼などの白いガードレールが近頃、新しいものに交換されたことに気づいた人もいるだろう。単に色を金色に塗り替えただけではない。強度の高い特殊鋼と溶接一体成形を採用し、強度と衝撃吸収性が高いといった特徴を持つ。同公司の担当者は「交通事故や突発的事件で車両がガードレールに衝突した場合、ガードレールが自動的に衝撃を吸収して車を跳ね返し、車が道路外に飛び出すのを防止する」と語った。
このガードレールはすでに天安門広場や城楼、金水橋、毛主席紀念堂、人民大会堂、中南海の出入口および長安街一線などの重要な場所に設置されており、このほど北京市長安街の復興門から建国門に至る区間にも設置された。今後は他都市でも広範囲で設置される見通しだ。
先ごろ行われたテロ対策設備展において、同公司は金色のガードレールのほか、警察用北斗測位システム、無人プラットフォームを含む一連の新型テロ対策設備を出展した。同公司は軍事工業分野の開発能力・技術的な強みを活かし、テロ対策設備の開発を強化し、特殊車両、光電子情報、兵器・警察機器、セキュリティ、無人設備の5大分野においてキーテクノロジーの開発に取り組んでいる。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年8月7日