中国人留学生の中国と西洋文化を融合させた食器が話題 |
「東洋と西洋の文化の違い」と言うと、多くの人が「食文化」を連想するだろう。最近、英国のキングストン大学に通うある中国人留学生が、中国と西洋の文化を組み合わせた食器をデザインし、話題になっている。中国新聞網が「英国僑報」の記事を引用して報じた。
その留学生とは広東省深セン市出身の頼文静さん。同大学で、商品や家具などのデザインを学んでいる。頼さんは最近、東洋のお箸やフォークやスプーンと西洋のフォークやスプーンを組み合わせ、さまざまな食器セットを編み出した。
頼さんは、「2つの文化を象徴するものを作りたかった。中国と西洋の食器にはそれぞれ特徴がある。まず、持つところは西洋風の鉄製で、先端はお箸を作るのに使う竹を使って、東洋風にしたフォークを作った。そのほか、東洋と西洋の材料や形式、機能を組み合わせた食器もデザインした」としている。
今後、ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジの修士課程に進む予定の頼さんについて、インテリアや家具などのデザインを手掛けるデザイナー・カール・クラーキンは、「とてもまじめで、作品も意外性がある。これまでで一番優秀な学生。彼女の作品である、東洋と西洋の文化を融合させた食器は、実用性も失われていないし、インパクトもあった」と評価している。 (編集KN)
「人民網日本語版」2014年7月15日