劉振民外交副部長 |
外交部(外務省)は1日に国内外プレス向けブリーフィングを開き、習近平国家主席による韓国公式訪問について劉振民外交副部長(外務次官)が次のように説明した。
韓国は中国の重要な近隣国であり、世界と地域に影響力を持つ国でもある。国交樹立後の22年間で両国関係は包括的に、急速に発展し、両国は戦略的協力パートナーシップを構築し、多くの分野で重要な協力パートナーとなった。中国は韓国にとって最大の貿易相手国、最大の輸出相手国、最大の輸入相手国、最大の海外投資先国だ。韓国は中国にとって第3の貿易相手国、第5の投資元国だ。双方は互いに最大の海外旅行目的国、最大の留学生出身国だ。現在、中韓は共に大発展の肝要な段階にあり、戦略的協力パートナーシップの深化について高度の共通認識を有し、包括的で様々なレベルの交流・協力の一層の展開を期待し、地域の平和・安定を望んでいる。中国は中韓関係を強く重視しており、韓国側と上層部交流を継続し、戦略面の相互信頼を強化し、実務協力を深化し、人的・文化交流を緊密化し、国際・地域問題で協力を強化し、中韓関係の前向きな発展を促し続けることを望んでいる。
習主席にとって韓国訪問は就任後初であり、朴槿恵大統領、鄭義和国会議長、鄭烘原首相との会談、演説、経済・貿易関連活動への出席を行う。習主席は韓国側指導者と中韓関係発展の基本的経験と重要な成果を全面的に総括し、戦略的・大局的観点から両国関係の将来について計画を立て、発展の方向性、主要課題、基本構想を明確化し、政治的相互信頼の強化、各分野の交流・協力の推進、国際・地域問題での協力強化、朝鮮半島の平和・安定維持について意見交換し、中韓戦略的協力パートナーシップを一段と拡充する。双方は共同文書を発表し、金融、環境、領事分野の協力文書に署名する。
習主席の今回の訪問は必ずや中韓関係の水準を全面的に引き上げ、各分野の両国協力を力強く促し、両国の各自の発展にとってより大きな助力となり、地域さらには世界の平和・安定・繁栄の促進に一層の貢献を果たすと信じている。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年7月2日