ピックアップ・トラックとスポーツ用多目的車(SUV)の需要の伸びに支えられて、米国のゼネラルモーターズ(GM)の5月の販売状況は、リーマンブラザーズの破綻以降で最も好調だった。他の自動車メーカーも米国での販売状況がアナリストの予測を上回る好調さをみせた。「中華工商時報」がブルームバーグ社の報道として伝えた。
ミシガン州デトロイトに本部を置くGMは電子メールで声明を発表し、デザインを一新したシボレーブランドのピックアップ・トラック「シルバラード」とキャデラックブランドのSUV「エスカレード」の需要の伸びを受けて、販売台数は前年同月比13%増加の28万4694台に達したことを明らかにした。
アナリストのGMの5月の販売台数予測を平均すると6.4%で、実際の業績はこれを上回ったことになる。ここから最近行われた小型車のリコール(回収)による消費者離れは起きていないことがわかる。
GMだけでなく、米系のフォード・モーターとクライスラー、日系のトヨタ、ホンダ、日産自動車も、販売業績がアナリストの予測を上回った。
自動車関連データの研究機関によると、5月の自動車産業の販売台数の増加率は11%で、小型自動車は161万台を売り上げた。アナリストの予測平均値は154万台だったという。
季節な要因を考慮した実質で、米国の5月の自動車販売台数は168万台に達し、2007年2月以降で最高だった。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年6月10日