北京スーパークラウドセンターが落成 6月にサービス開始
北京市と中国科学院が共同建設する重大プロジェクト「北京スーパークラウドコンピューティングセンター」のインフラ工事がこのほど竣工した。今後は設備の設置やテストなどを経て、今年6月から対外サービスを開始する予定。今年末には演算能力が毎秒500兆-1000兆回に達し、現在対外向けにスーパーコンピューティングサービスを提供している中国科学院スーパーコンピュータセンターのスパコン「深騰7000」の性能を上回る見込み。光明網が伝えた。
コンピューティング能力を高め、北京の研究所や企業に質の高いサービスを提供することは、中国科学院および北京市の共通認識であり、このため北京スーパークラウドセンターを設立する運びとなった。
計画によると、同センターは今年6月から対外サービスを開始し、初期の演算能力は「深騰7000」と同水準の毎秒100兆回だが、今年末には演算能力が毎秒500兆-1000兆回に達する見込み。将来的には、中国科学院と北京市の双方が共同で新たなコンピューティング資源を購入し、毎秒1京回の演算能力を構築するほか、国家級スーパークラウドコンピューティングセンターの申請を行う計画だという。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年1月9日