中国産のトリュフ、人工栽培に初成功
中国科学院昆明植物研究所の劉培貴氏率いる研究チームは10年間にわたる研究を経て、自主開発した菌根合成技術を採用し、中国で初めてトリュフおよびタカネゴヨウ・雲南松・クリの菌根栽培に成功、国家発明特許を取得した。トリュフ栽培モデル基地では、人工的な合成菌根から形成されたトリュフが初めて収穫された。中国科学報が伝えた。
劉氏は「トリュフは欧米などの先進国では黒いダイヤとも呼ばれ、野性菌の中で最高品質を誇る」と語る。
トリュフの野生資源保護および人工的な菌根合成を実現するため、劉氏の研究チームは2008年、雲南省麗江永勝県などにトリュフ栽培のモデル基地を設立した。
今年12月13日、昆明市西山区団結郷にあるモデル基地で菌根の生長状態を調査したところ、公安部昆明警察犬基地のトリュフ探索犬により、2つのトリュフが発見された。
劉氏は「これにより、我々が自主開発した菌根合成技術により、トリュフが栽培できることが明らかになった。中国のトリュフ人工栽培園の建設に向け、道が開かれた」と語る。(編集SN)
「人民網日本語版」2012年12月27日