超音波診断装置は臨床診断で最も頻繁に使用される画像診断装置で、高級版・デスクトップ型のカラー超音波診断装置は市場全体の43%を占めている。2013年まで、同装置は完全に大型のグローバル企業に独占されていた。一連の複雑なコア技術とコア部品の難関を突破する必要があり、難易度が非常に高い。しかし深セン邁瑞公司は、世界先進水準の高級全デジタル化カラードップラー「DC-8」を開発し、国外の高級カラー超音波診断装置の独占打破を可能とした。
医療機器産業技術革新戦略連盟の専門家である王暁慶氏は、「国産ブランドの登場により、輸入品の高級カラー超音波診断装置の価格は、以前の150万元(約2500万円)以上から50万元以下(約850万円以下)に下がり、中国の同装置のローエンドからハイエンドへのグレードアップ、医療機器の普及促進にサポートを提供した」と述べた。
第12次五カ年計画(2011−2015年)以来、医療機器産業は国家科学技術発展の戦略的重点とされた。中国科学技術部(省)は「医療機器科技産業発展特別計画(2011−2015)を制定し、「医療機器重点特別プロジェクト」を開始し、すでに12億元の経費を投入している。
中国は現在、企業を中心とし、産学医で共同推進する革新体制を構築している。デジタル化・スマート化・携帯型の革新的な製品が現場の医療機関に普及しており、現場の技術水準とサービス能力を効果的に高めている。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年2月10日