台湾の経験豊かな観光ガイド、蔡欣蓉さんは業界で「美魔女」と呼ばれている。80歳なのに「時が止まった」ように見える彼女は、他人が見ると何歳か分からない。写真は台湾の聨合報より。 |
台湾地区の経験豊かな観光ガイド、蔡欣蓉さんは業界では「美魔女」と呼ばれている。すでに80歳になる彼女は時が止まったかのような容貌を持っており、何歳か判断することは難しい。蔡欣蓉さんは観光客から好評を集めており、「台湾のお母さん」と呼ばれている。台湾の聨合報が伝えた。
蔡欣蓉さんは16歳で家を出て自活し、台北西門町万国劇場で入場券の販売員として働いた。結婚後は夫の浮気で離婚し、香港に引っ越して観光ガイドとして働いた。
小学4年まで日本の教育を受けた蔡欣蓉さんはガイドになる前、日本人観光客がよく訪れる土産物屋で店員をつとめたことがある。「先生に習う必要もなく、直接日本人から日本語を学んだ」と語る彼女は流暢な日本語を話し、ガイドとしての40年のキャリアのうち、大部分は日本人観光客のガイドをつとめている。
日本語が流暢なのは珍しくはないが、蔡欣蓉さんの「時が止まった」かのような外見には驚かされる。すでに80歳で孫が大学に通う彼女は、実際の年齢よりもかなり若く見え、歩き方も中年の人と同じ様に素早く、高齢には見えないため、よく同僚から「妖姫」、「美魔女」とからかわれるという。
蔡欣蓉さんによると、特別の美容法もしておらず、健康食品なども摂取していないという。「若い頃に苦労して、ガイドになってからはずっと歩いており、いつも筋肉を動かしていたから若いのではないか」。唯一の趣味は「マッサージ」で、観光客と歩き回って疲れた時には足裏マッサージ店に行って「メンテナンス」するという。
蔡欣蓉さんは、年齢は問題ではないと語る。彼女がガイドするツアーには18歳の人から彼女と同世代で杖をついた人までさまざまな人がいる。「でも彼らは確かに私の年齢を言いあてることができない」。彼女と日本の観光客とのコミュニケーションには何の障害もなく、多くの観光客が旅行後に彼女に手紙を送ってくれ、心温まる想いをするという。
蔡欣蓉さんによると、日本人は歴史について聞くのが好きで、観光地に行って日本語で台湾について話すと、日本人観光客は皆興味を持って聞いてくれるという。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年2月8日