無人自動車 数十年内に実用化か (2)
◆コア部品の国産化率が課題に
グーグルは無人自動車の試験を許可された、世界初の企業となった。中国の無人自動車は海外と比べ、どの点が優れており、どの点が劣っているのだろうか。
梅氏は、「中国の無人自動車とグーグルは、技術面でそれぞれ長所を持っている。中国の無人自動車のスマート化水準は米国に劣っておらず、やや上回っているほどだ」と指摘した。
しかし梅氏は、「無人自動車のセンサーなどのコア部品については、中国は依然として輸入の必要がある。コンピュータの分析に使用されるソフトは中国産だが、3Dレーダーなどの一部の部品は海外に依存している。中国産無人自動車のコア部品の国産率は低く、将来的にこれを高めていかなければならない」と認めた。
中国スマートカー未来チャレンジカップを主催する国家自然科学基金委員会も同問題を意識している。同委員会は今後、無人自動車のコア部品の開発の支援を検討する計画だ。
◆中国産無人自動車、実用化の時期は?
梅氏は、「楽観的な予測かもしれないが、個人的には約15年で、中国産の無人自動車が一般人に提供されると思う」と語った。
李氏は、「現在の無人自動車のスマート化水準はさらなる改善が必要であり、かつコストも割高であるため、実用化までまだ時間がかかる」と予想した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年11月6日