福島原発 作業員の内部被曝が過小評価:UNSCEAR報告 (2)
日本政府と東電の嘘と言い訳に対して、アメリカ合衆国原子力規制委員会(NRC)のグレゴリー・ヤツコ前委員長は先ほど東京で開かれた記者会見で、「地下水が抑制できないため、福島第一原発の汚染水漏出はすでに、コントロール不可能な程度に達している」と率直に述べ、さらに「問題をこれほどまでに悪化させられるとは驚きだ。なぜその前に力を注がなかったのか」と皮肉を言った。
日本政府と東電が福島原発事故で見せたお粗末な対応により、海水から測定された放射性物質の濃度などのデータは、すでに国際社会から信用されなくなっている。国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は、「日本は計画制定の段階から国際基準に従い、信頼性の高いデータを獲得し全世界に発表するべきだ」と強調した。天野事務局長はまた、「IAEAは今年秋に日本に派遣する調査団に、IAEAの海洋環境調査研究所の研究者を加え、調査データ発表の信頼性を高めることを検討する」と述べた。
日本メディアの報道によると、先月末に開かれた衆議院経済産業委員会の福島原発汚染水漏出問題に関する閉会中審査において、証人として出席した東電の廣瀬直己社長は、汚染水が依然として流出していることを認めた。山積する難題に直面した日本政府と東電は、問題を根本的に解決する有効な措置と具体的な行動を示せるだろうか。日本国民と国際社会はこれを心待ちにしている。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年10月16日