上海 ニュー台湾ドルと人民元の直接決済を開始
昨年8月の「海峡両岸(中国大陸部と台湾地区を指す)貨幣清算協力備忘録」の調印をふまえ、台湾地区の貨幣政策主管機関は台湾銀行上海支店を中国大陸地区でのニュー台湾ドル直接決済の担当銀行に選んだ。
中国大陸部にある唯一のニュー台湾ドルの直接決済の窓口となる台湾地区の銀行である台湾銀行上海支店は2日、ニュー台湾ドルと人民元の直接決済を正式に開始した。台湾銀行は2カ月前に2500万ニュー台湾ドルを上海に空輸。これは第三者銀行を通さずに直接中国大陸部に上陸した史上初のニュー台湾ドルとなる。これらニュー台湾ドルを利用する直接決済業務が2日、開始された。
現場では手続きを終えた利用者が直接窓口で両替を行う姿が見られた。中国資本の銀行がニュー台湾ドルを購入する際には事前予約が必要だった従来の状況とは異なり、いつでも両替可能で、また同額の人民元でもより多くのニュー台湾ドルに両替できるようになった。
個人向けのニュー台湾ドル両替業務の他にも、台湾銀行は中国大陸部の中国資本銀行13行向けのニュー台湾ドル供給の協力業務を交渉中で、これら銀行を通じてニュー台湾ドルの両替業務を拡大する。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年4月3日