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台湾の恐怖スポットが人気

高雄市鳳山区城隍廟にかけられている額縁

 台湾の東森テレビ局ウェブサイトによると、「鬼景点」(恐怖スポット)10カ所を選ぶインターネット利用者の投票活動で選ばれた台湾地区高雄市の「旗津区二十五淑女公墓」は、現在では労働女性記念公園に改築されているが、怪しい噂が後を絶たないという。高雄市鳳山区城隍廟には「イ尓来了」(「来たな」)書かれた額縁が目立つ場所にかけられており、悪いことをすると死後、城隍爺の前で報告し裁きを受けなければならなくなると伝えている。中国新聞網が伝えた。

 高雄市の有名な二十五淑女公墓は12万票を集め、台湾の恐怖スポットトップ10の一つに選ばれた。二十五淑女公墓は1973年9月に発生した女性労働者25人が事故死した事件を偲ぶものだ。旗津区に住んでいた25人は、フェリーに乗って輸出加工区へ向かう途中、フェリーが沈没して全員が死亡した。

 事故発生後、犠牲となったこれらの若い女性を偲ぶために二十五淑女墓が建てられたが、その後心霊現象の噂が後を絶たないようになった。2008年、高雄市政府は4月28日の国際労働災害犠牲者追悼日に現地を「労働女性記念公園」と改称した。

 鳳山城隍廟は清の嘉慶5年(1800年)に建てられた。廟にかけられた「イ尓来了」という額縁と「大算盤」(そろばん)は特別な文化財だ。額縁は人生の全てを城隍爺に報告しなければならないことを表し、そろばんは城隍爺が民衆の善悪を計算する時に使うものとして、いずれも人々に悪事を働かず、善行を積むことを奨励するものだ。7月の「鬼門開」(旧暦7月1日は「開鬼門」と呼ばれ、「鬼門」(あの世の門)が開くとされた)を迎えると、こうした場所には多くの観光客が訪れ、人気のスポットとなっている。(編集YH)

 「人民網日本語版」2013年8月8日

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