武漢 公共バス内に体長1Mの毒蛇
4日昼、東西湖区呉家山を走行中の公共バスの中で体長1メートルの蛇が発見され、乗客10数人を驚かせる事件が発生した。運転手が冷静に路肩にバスを停めてドアを開き、乗客を避難させた。連絡を受けた警察が現場に駆けつけて蛇を捕らえた。「人民網」が伝えた。
恵民専門路線H82路線のバス運転手の張軍さんによると、同日午後1時ごろ漢口航天佳園から東西湖区の沿海賽洛城へとバスを走らせていたところ、呉家山二支溝の漢口銀行付近で前の方の座席に座っていた中年男性が突然「運転手さん、フロントガラスのところに蛇がいるけど、玩具の蛇?」と尋ねてきた。張さんがよく見てみると、機器のパネルとフロントガラスとの隙間に、赤い体に黒い縞模様のある大きな蛇がおり、頭をもたげて舌を出しているのを確認した。
張さんはびっくりし、車内の乗客10数人の間にも緊迫した空気が流れた。張さんは乗客に「慌てないで」と声をかけながら路肩にバスを停車させ、扉を開いて乗客を降車させ、別のバスに乗れるように手配した。乗客の避難を確認した後で張さんも降車してバスの扉を閉じ、110番に連絡した。
派出所の警官が現場に急行して蛇を捕獲。蛇は毒蛇の一種だが毒はそれほど強くないという。警官は蛇を野外へ放してやった。
この時期冬眠しているはずの蛇がなぜバス内にいたのか。公共バスは前夜、沿海賽洛城近くの駐車場に停車されていたため、野生の蛇が車内に迷い込んだ可能性があるという。H82路線の担当者によると、バスは宇通社のバスで密封性もしっかりしており、一般的に言って蛇が車内に入ることはないため、乗客の荷物から逃げ出したものと推測されるという。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年2月6日