阿里巴巴(アリババ)がまとめたデータによると、メーデーの5月1日、インターネットショッピングサイト大手の天猫(Tmall)ではモバイル端末での取引額が全体の53.8%を占め、パソコン(PC)端末を初めて抜いた。2日から3日にかけては、モバイル取引額が全取引額に占める割合が平均49.8%となり、PCと拮抗した。ユーザーの訪問回数が力強い伸びをみせ、モバイル端末はPCの88.2%に達し、前年同期比26%増加した。複数端末を通じた消費者へのサービスは、阿里巴巴集団にとって「クラウド端末」戦略の重要な構成要素になっている。天猫の王煜磊総裁によると、もう一つのネットショッピング大手・淘宝のモバイルサイト・手機淘宝に比べ、天猫は新しい顧客端末を目指すものではなく、パーソナル化とビッグデータを融合させたモバイル端末だ。天猫では、ブランドメーカーがこうしたデータを通じて、より大きなバリューを獲得することが可能だという。「経済日報」が伝えた。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年5月7日