呉思田駐英中国大使は25日、「中国企業の英国における投資の手引」第一弾の発表会の席で、現在の欧州では英国が中国企業の投資を最も多く受け入れる国となっており、中国の海外投資先では4位であることを明らかにした。「新京報」が伝えた。
国家発展改革委員会マクロ経済研究院の王一鳴常務副院長によると、中国は今、規模の大きな対外投資が発展する段階にあり、投資額は今年も2けたの伸びを維持して、1千億ドル(約10兆2290億円)に迫るか、これを超えることが予想される。予測可能な将来において、中国の対外直接投資は実行ベース外資導入額を上回り、中国は資本輸出国に転換する見込みだ。昨年の中国企業による対外直接投資は前年比16.8%増加して902億ドル(約9兆2265億円)に達した。
同手引を作成した発展改革委対外経済研究所が調査で明らかにしたところによると、中国企業の70%以上が対英投資の潜在力を高く評価している。また同手引によると、インフラや省エネ・環境保護といった最先端の製造業、および金融サービス、不動産、観光、ハイエンド消費財などの現代型サービス業が、中国企業の重点的な投資先になる見込みという。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年3月26日