中国、海峡客船経済圏を構築
中国交通運輸部(省)の何建中副部長は12月11日、第3回両岸(中台)海上輸送フォーラムに出席し、「中国は海峡客船経済圏を積極的に建設し、両岸4地を結ぶ4便の開通を支持し、両岸資本の客船会社への支援を強化し、海峡両岸コンテナ貨物運賃指標を作成し、平潭県の先行試験を推進し、船舶輸送政策の革新を進める」と表明した。人民日報が伝えた。
中国大陸から台湾本島の最短の航路は2時間半に短縮されている。両岸を結ぶ客船は、台湾の人々に実益をもたらした。推計によると、中国大陸から客船に乗り台湾を訪れた観光客の消費額は、2013年に1億2000万ドル(36億5000万ニュー台湾ドル)に達し、台湾の人々の雇用機会を創出し、台湾の観光業および関連するサービス業の発展を促した。
2008年12月15日、両岸の「三通」(通信・通航・通商)が正式にスタートされた。両岸の輸送サービス保障能力は、この5年間に渡り大幅に強化された。直行便を持つ港湾は68から85に、直行便を運営する企業は60社から120数社に、直行便の船舶は120隻から280数隻に増加した。乗客は延べ780万人、貨物は3億1000万トン、コンテナ輸送量は約880万TEUに達した。そのうち乗客・コンテナ輸送量の年間平均増加率は、いずれも12%以上となった。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年12月12日