LCC発展に力を 航空券価格の下限を撤廃
中国民用航空局の夏興振副局長は5日、今後数年間は格安航空会社(LCC)などの低コストの航空産業の発展に力を入れ、低価格の航空券や各方面に通じるネットワークを整えて、民用航空サービスを普通の人々に届ける必要があると述べた。人民日報が伝えた。
夏副局長は次のような見方を示す。LCCの航空機調達、輸送価格、路線参入などをめぐる政策の緩和を研究して、中国LCC産業のためにより緩和された経営環境を作り出さなければならない。同局は最近、国家発展改革委員会と提携して、国内の航空旅客輸送の価格の下限についての下限を撤廃し、航空会社は市場の需給状況に基づいて価格水準を自主的に確定できるようになった。こうすれば、LCCは価格的優位や大衆性といった長所を存分に発揮できるようになる。
低コスト航空輸送産業は中国では2002年8月、フィリピンのセブパシフィック航空が首都マニラと広東省広州市を結ぶ路線を開通したことが始まりだ。現在、中国市場に進出する海外のLCCはエアアジアやジェットスターなどの13社。大陸部の航空会社では春秋航空が唯一のLCCだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年11月6日