GDP1兆元以上の地区の数、今年はゼロ成長か
あと数十日で、2012年が終わろうとしている。2012年は、複雑で波乱に満ちた一年であった。中国経済の成長率は7四半期連続で低下し、7.5%以上の経済成長の実現が各界の共通認識となった。これは2012年の中国国内総生産(GDP)が、50兆元の大台を初めて突破することを意味する。50兆元のGDPは、31の省・自治区・直轄市により実現されるが、このうちGDPが1兆元に達した20あまりの地区による「1兆元クラブ」が注目を集めている。しかしながら過去数年間とは異なり、今年の「1兆元クラブ」が大幅に増員されることはなく、「ゼロ成長」となる可能性さえある。中国経済網が伝えた。
◆雲南省、「1兆元クラブ」入りの唯一の候補
2011年にGDPが1兆元を上回った地区は23に達した。「1兆元クラブ」は3−5兆元(広東省、江蘇省、山東省、浙江省)、2−3兆元(河南省、河北省、遼寧省、四川省)、1−2兆元(湖南省、湖北省、上海市、福建省、北京市、安徽省、内モンゴル自治区、黒竜江省、陝西省、広西チワン族自治区、江西省、天津市、山西省、吉林省、重慶市)の3段階に分かれる。24位だった雲南省のGDPは8750億元に達し、以下、新疆ウイグル自治区(6570億元)、貴州省(5600億元)、甘粛省(5020億元)、海南省(2515億元)、寧夏回族自治区(2060億元)、青海省(1622億元)、チベット自治区(605億元)が続いた。