製薬大手グラクソ・スミスクラインを賄賂罪で立件 (2)
▽グラクソ・スミスクラインの上級管理職の一部が関わった案件
(1)贈賄
薬品の販売ルートを開拓し、薬品価格を引き上げることなどを目的として、旅行会社などのルートを通じ、直接な賄賂またはプロジェクト協賛などの形で、政府関連部門の担当者、一部の医薬品の業界団体や基金会、病院、医師などに大規模な贈賄を行った。
(2)虚偽の伝票の発行
同公司には増値税(付加価値税)専用の虚偽の伝票の使用、旅行会社を通じた偽の伝票の発行、虚偽の普通伝票の発行による現金の詐取といった犯罪行為があった。
(3)収賄
同公司の上級管理職の一部は職務上の便宜を利用し、旅行会社を通じて会議業務でのリベート受け取りや、プロジェクト処理費などの形式での大規模な収賄を行った。
▽グラクソ・スミスクライン案件の流れ
6月27日
ミニブログで、政府関係者がグラクソ・スミスクラインの上海事務所、北京事務所を相次いで訪れ、複数の財務関係者を帯同したことが暴露された。
6月28日
長沙の警察機関がミニブログを通じ、グラクソ・スミスクラインの上級管理職による経済犯罪を調査中であることを明らかにした。
7月8日
グラクソ・スミスクライン中国法人は、中国での販売や市場行為の水増しに関する通報を確かに受け取ったことを明らかにした。
7月11日
公安部は、グラクソ・スミスクライン中国法人の上級管理職の一部が中国で贈賄を行ったことを立件し、取り調べ中であることを明らかにした。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年7月16日