煙台交通警察の交通整理に、「いいね!」を示す手振りが加わった。 |
山東省煙台市に住む岳氏がこのほど、車の運転中に、歩行者や他の車両に道を譲ったところ、交通整理にあたっている交通警察官が、満面の笑みを浮かべ、親指を立てるサインを彼に送った。それを見て、岳氏の心はほっと温かくなった。「文化路小学校や機関幼稚園の前で、子供たちの歩行を優先させたとき、子供たちが笑いながら親指を立てるポーズをしてくれた」と話す市民もいる。これは一体どういうことだろうか?膠東在線網が伝えた。
○煙台交通警察官の交通整理に「親指を立てる」ポーズ登場
このポーズはもともと、煙台交通警察が市街地中心部で展開した「良い交通マナーに『いいね!』サインを送ろう」活動で始まった。活動第一弾は、「親指を立てる」で、勤務中の交通警察官が交通ルールをしっかり守ったドライバーに対し、あるいは、小中学生が道を譲ってもらったドライバーに対して、「親指を立てる」サインを送ることによって、ドライバーの交通マナーの良さを褒め称える、というものだ。
22日朝、市街地の路上で、一台の赤い乗用車が道を曲がる際に、歩行者に道を譲る光景が見られた。交差点で交通整理をしていた警察官は、微笑みながらドライバーに向かって親指を立てた。ドライバーは、最初は驚いた様子だったが、嬉しそうに笑い返した。その後、このドライバーは、「全く意外だった。これまでは、交通警察官が私に向かって何か合図してくるといえば、自分がルール違反をした時だけだった。さっき、警察官が私にサインを送ってきた時、私が何か違反したので車を止めるように言ってきたのかととっさに思ったが、実はそうではなく、警官は私に向かって親指を立てたのだ。歩行者に道を譲った行為を褒めてもらい、とても嬉しい気持ちになった」と話した。
それでは、子供たちは、どのような「良い交通マナー」に対して「いいね!」のサインを送るのだろうか?子供たちが並んで集団登校をしている時、自分たちに道を譲ってくれたドライバーに対し、「親指を立てる」ことで「いいね!」のサインを送り、感謝の気持ちを表すのだ。
文化小学校の正門前で、子供たちが道路を横断するときに、止まってくれた車に対して「いいね!」サインを送ると、多くのドライバーは、最初は驚き戸惑うが、そのあとすぐに喜んで子供たちに手を振る、あるいは子供たちの真似をして親指を立てて返す。張さん(女性)は、「自分も母親の一人として、通学する子供たちが道路を横断するのを見かけると、必ず車を止めて子供たちに先に行かせる。今日、子供たちが親指を立てて私に感謝の気持ちを示してくれたことに、最初は驚いたが大変感動した。これからも、子供たちに送られた『いいね!』に顔向けできるよう、運転中は良い交通マナーを心がけるつもり」と語った。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年4月24日