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海外旅行でのWi-Fi接続、「無料」がスタンダードに

 2014年03月14日09:04
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 今後、海外を訪れる中国人観光客にとって、旅行中のインターネット利用は、「無料」が標準仕様となるだろう。携程旅行や神舟国際旅行社などが12日に明らかにしたところでは、これらの旅行会社はすでに、海外パックツアーの利用客に対し、海外での無料Wi-Fi接続サービスを提供しており、携程旅行の場合、100以上の国家・地域がカバーされている。北京日報が報じた。

 12日午後にカンボジア観光から帰国したばかりという李紅鵬さんは、「タイの観光地は、ワイヤレスネットワークが完備されていないところが多い。写真を撮った後、すぐに『友人圏』でシェアしたいと思っても、携帯はつながらない、あるいはつながっても通信容量が小さく、ホテルに戻ってアップするしか方法がない」と話した。

 携程旅行の担当者は、以下の通りコメントした。

 海外旅行中でも、通信、シェア、コメント、検索、ショッピングなどを随時行うことは、海外旅行客にとって新たな習慣となりつつある。なかには、自己負担でWi-Fi環境を整える観光客もいるが、1日50元から70元(約840円から1170円)かかる。今月から、弊社主催の海外パッケージツアーや海外フリープランを対象に、無料Wi-Fiサービスを全面的に導入している。

 Wi-Fi無料サービス対象ツアーの添乗員は、弊社が購入したWi-Fi機器を海外に携帯し、参加者約5人につき1台を提供する。参加者は、ツアー行程中、待ち時間や移動時間に利用できる。このサービスの対象となる第一弾は、北京・上海・広東・浙江・江蘇の各地から出発する観光客だ。同サービスは、無料付加価値サービスのひとつであり、所要コストは弊社が負担する。ツアー代金を引き上げることは考えていない。

 神舟国際旅行社の販売担当者は12日、「カンボジアのような一部の国家・地域では、Wi-Fiネットワークがカバーされていないエリアや接続料金を徴収するエリアがある。純粋に観光目的のツアーの場合、弊社は海外での無料Wi-Fi接続サービスを参加者に提供する方針で、すでに一部のツアー商品に同サービスを付加している」と述べた。また、途牛旅遊網もすでに「牛無線」海外Wi-Fiサービスを打ち出しているが、同社の場合、観光客は設備利用のための保証金として1台あたり200元(約3300円)に加え、韓国・タイ向けツアーの場合1日あたり49元(約820円)、日本・シンガポール・米国・オーストラリアの各地では59元(約990円)の利用料金を支払わなければならない。専門家は、「海外旅行市場の競争激化にともない、今後は、海外Wi-Fi接続サービスは、『無料』がスタンダートとなっていくだろう」との見方を示している。(編集KM)

 「人民網日本語版」2014年3月14日

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