中国旅行研究院の発表した予測によると、今年の春節(旧正月。今年は1月31日)連休期間の旅行市場の環境は全体的に改善に向かう見通しだ。海外旅行の希望が増加を続け、初めて国内旅行(他省への旅行)を上回ると見られる。旅行者数予測は前年同期比10.8%増の延べ2億2500万人に達し、観光収入は同約11.1%増の1300億元以上に達する見通しだ。
中国旅行研究院の都市部住民の海外旅行への意欲に関する調査データでは、2014年の春節期間に海外旅行をしたいと考えている都市部住民は59.9%で、昨年同時期の76.8%を下回った。旅行希望者の数は減少したものの、春節期間の中国の旅行市場は引き続き安定的な成長を見せている。旅行の予約といった市場の先行指数を見ると、春節の国外旅行の意欲は依然として増加を続け、39.3%に達しており、香港・澳門(マカオ)・台湾地区への旅行希望者も35.4%となっている。国内旅行の希望者は32%で、2009年の調査開始以来初めて海外旅行希望者を下回る水準となった。韓国、日本、シンガポール、マレーシア、タイ、米国、フランス、ニュージーランド、カナダ、香港・澳門(マカオ)・台湾地区などが人気の目的地となっている。国内旅行では三亜、北京、杭州、上海、雲南、東北などの伝統的な目的地が引き続き人気を集めている。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年1月27日