北京延慶第28回氷祭りが開幕

　美しく輝く氷灯籠や花灯篭、スリリングでエキサイティングな山スキー、素晴らしさに満ちた氷上の楽園――。22日、「延慶での休暇　楽しい氷雪」をテーマとした北京延慶県第28回氷祭りが開幕、来年3月まで華麗な氷の祭典が繰り広げられる。北京日報が報じた。

　延慶県第28回氷祭りが開幕し、氷と雪にまつわる数々の娯楽イベントの全容が明らかになった。今年の竜慶峡氷提灯園遊会は、占有面積約20万平方メートル。樹木1000本がライトアップされているほか、灯篭300組、氷提灯350個、氷の彫刻200点、雪の彫刻100点、群山に連なる長城ライトが丹念に飾り付けられ、省エネ・環境に配慮した材料と製作技術が取り入れられている。宇宙船「天宮一号」、空母「遼寧号」、高速鉄道列車「和諧号」など、今という時代を象徴する題材を用いた大型の氷彫刻や壁画は壮観で、観る者を圧倒する。このほか、竜慶峡氷提灯園遊会の見どころは、高さ25メートルの竜蟠柱提灯、長さ62メートル、高さ15メートルの豪華LEDオブジェ、長さ42メートルの雪彫刻「昭君出塞」など。

　また、山スキー、雪上レーシングカー、氷上楽園、温泉など、雪氷の楽園での楽しみは尽きない。柳溝民俗村は、「家族のために大晦日の夕食を準備する」をテーマとした、民俗色豊かな年越しイベントを開催する。永寧鎮上磨村では、提灯に書かれたなぞなぞを解いて楽しむ「なぞ当て大会」が行われる。春節（旧正月）から元宵節の期間には、なかなか眼にすることができない九曲黄河を観賞できる。春節中は、家族とともに切り紙細工を楽しむ、灯籠を掛ける、大晦日の夕食に舌鼓を打つなど、さまざまな年越し・新年のイベントが堪能できる。（編集KM）

　「人民網日本語版」2013年12月23日