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春運切符購入の五大新措置:携帯で購入可、農民工5人で団体扱い


 2014年春運(旧正月の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)が1月16日からスタート、春運中の鉄道切符販売も間もなく始まる。前年までとは異なり、中国鉄路総公司は、乗客がスムーズに切符を手に入れることができるよう、携帯電話による切符購入、農民工(出稼ぎ農民)の団体切符購入、乗車券自動販売機による学生向けサービスなど、いくつかの新しい措置を講じる。人民網が伝えた。
 
 とはいえ、同社担当者は「『1枚の切符が入手困難』な状況が2014年には払しょくされるという意味ではない。ここ数年、高速鉄道線が次々と開通したが、春運という特別な旅客輸送ニーズと、鉄道の輸送能力の現状には、まだまだ大きなギャップが存在しており、希望する列車の乗車券を入手できない乗客が無くなることはない」と断った。

○措置1:農民工、5人集まれば一足早く発売される臨時特別列車の切符が購入可能

 春運中の鉄道切符販売のうち、農民工の団体切符が最も早く発売される。鉄道部門は、春運中の全ての臨時特別列車の切符について、農民工枠をさらに増やし、団体往復切符として彼らに優先的に販売する。雇用者側の企業が、従業員の団体切符購入を手配することができる以外に、農民工が個人的に5人集まり、農民工用団体切符を購入することも可能。

 団体切符の販売初日には、各企業が駅の窓口で農民工団体切符の購入申し込みを行う。例えば、上海鉄道局管内では、上海エリアの49社と杭州エリアの40社が、「農民工用団体切符の予約・購入に関する合意」を鉄道部門と締結している。鉄道部門は、企業および自分達で組織した農民工団体を対象に、規定の発売開始日より早く、団体往復切符の処理を行う。このような方法によって、望む切符を手に入れることができる農民工はかなり増えると見られる。

○措置2:携帯電話による切符購入が実現 試行初日は20万人が利用

 鉄道部門の公式鉄道切符予約購入サイト「鉄道12306」は今月8日、広大な乗客を対象とした列車情報に関する問い合わせ・切符購入サービスの試行をスタートさせた。中国鉄道科学院(鉄科院)乗車券システムモニタリングセンターによると、8日午後5時の時点で、携帯電話による体験ユーザ数は19万3千人、切符販売枚数は約2万枚にそれぞれ達した。

 「鉄道12306」アプリのアイコンは、ブルーと白の背景色の上方に赤い中国鉄道のシンボルマークが配置されており、鉄道マークの下には「中国鉄路」と記されている。同アプリは、アップル・アンドロイド両方に対応しており、ダウンロードして使用できる。
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