中国、Uターンラッシュが一息 24日前後に再びピークか
【中日対訳】 10日に春節(旧正月)を迎えた後、Uターンラッシュのため、15日から3日連続で延べ700万人の利用を記録した中国の鉄道。一段落した18日は688万3千人となり、混雑も緩和した。ただ、例年の状況からして、春節シーズンの締めくくりとされる旧暦1月15日(2月24日)の元宵節(げんしょうせつ)前後に、再びUターンラッシュを迎えると見込まれている。人民日報が報じた。
中国鉄道部(省)のデータによると、3日連続で延べ700万人以上の利用者を記録した15-17日のうち、15日の利用者が最も多く延べ731万9千人。中国全土で臨時便を783便走らせ対応した。一方、17日の利用者は前年同期比16.1%増の延べ701万4千人。今年の春運(春節前後の帰省・Uターンラッシュ。今年は1月26日から3月6日の40日間)のうち、昨年と比べて最も増加幅の大きい1日となった。
春節後、中国全土で利用者の出発地点として増加幅が昨年に比べて最も大きかった5地域は、湖北省武漢市9.2%、四川省-重慶市10.7%、江西省南昌市5.3%、湖南省13.2%、安徽省合肥市-阜陽市9.6%だった。
一方、到達地点として最も利用者が多かったのは広東省。鉄道部門は13日より、重慶や湖南省、河南省より広東省の広州西駅に向かう臨時列車を17便手配した。また、広州鉄道集団は14日より、毎日午後11時から翌日早朝6時まで、広州駅や広州東駅より深センと結ぶ臨時の動車組(中国版新幹線)を走らせている。春運の最終日3月6日まで継続される見込み。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年2月20日