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外交部の洪磊報道官 |
外交部のウェブサイトの情報によると、中国外交部の洪磊報道官は13日、定例記者会見で、朝鮮労働党の元中央政治局委員の張成沢氏が死刑を宣告され、ただちにこれが執行されたことは、朝鮮内部の事柄であるとし、中国と朝鮮との間で展開されているのは正常な経済貿易協力であり、両国と両国の国民の共同利益に合致したものであると語った。朝鮮の副首相2人が中国に避難したとの報道については、この方面の状況については知らず、メディアには責任ある報道をしてほしいとした。
--朝鮮は昨日、国防委員会副委員長の張成沢氏に死刑を宣告し、これをただちに執行したとの情報を発表した。中国側はこれをどう判断するか。
我々もこうした報道があることを認識している。これは朝鮮内部の事柄である。隣国として、我々は、朝鮮が政治的安定を保ち、経済発展を実現し、朝鮮国民の生活が幸福であることを希望している。
--張成沢氏の一件が中朝間の経済貿易関係の発展に影響を与えることはないか。
中朝両国による経済貿易協力の発展は双方の共同利益に合致しており、中国側は、友好と相互利益の精神を基本として朝鮮との経済貿易面での往来を引き続き展開し、実務的な協力を進めたいと考えている。中朝間の経済貿易協力関係が健全で安定的な発展を継続することを願い、信じている。
--朝鮮の副首相2人が中国入りして避難を求めているとの報道があるが、これは事実か。また米国の第2群となるアパッチヘリコプターが今日、台湾地区に到着する。中国側はこれをどう評価するか。
最初の問題については、そのような状況を私は知らない。メディアには責任ある報道をしてほしい。第二の問題については、米国による台湾への武器販売に断固として反対する我々の立場ははっきりとしている。我々は米国に対し、一つの中国という政策と中米間の3つの共同コミュニケの原則と精神、とりわけ「8.17コミュニケ」の原則的精神を守り、台湾への武器販売を停止し、実際の行動によって中米関係の安定的発展という大局を維持し、両岸(大陸部と台湾地区)関係の平和的発展を支持することを求める。(編集MA)
「人民網日本語版」2013年12月14日
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朝鮮は、張成沢が12日に死刑判決を受け、当日に刑が執行されたと発表した |