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2007年5月1日に撮影された鳳凰古城の様子。 |
(9)「観光スポットの入場料」
「中国で最も美しい街」と呼ばれる湖南省湘西土家族苗族(トゥチャ族ミャオ族)自治州の鳳凰古城は4月10日より、それまでは無料だった入場料を148元(約2400円)とし、大バッシングを受けた。その影響から、労働節で3連休となった4月29日から5月1日の期間中も、例年のように観光客でにぎわうことはなく、観光客の姿はまばらだった。
また、同連休前に、中国発展・改革委員会が中国国内の観光スポット1200カ所の値下げ政策を発表したにもかかわらず、安徽省黄山や四川省峨眉山などの有名観光スポットは3連休中ではなく、別の日に値下げを実施。ネットユーザーや観光客から、「誠意がない」とバッシングを受けた。このように、中国国内の観光スポットが、高い入場料を取って経営を成り立たせていることに再び注目が集まった。
各観光スポットがいかに多元化された収入の経路を確保し、国民が旅行を楽しむことができるようにするかが、観光地が長期的に発展するための道であることは間違いない。
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【鳳凰古城 新たな入場料金体制後の様子】
【有料化の「鳳凰古城」、学生・周辺住民に優遇措置=中国】
【鳳凰古城で入場料金の新制度が開始】