陝西省南部で240万人が移住 貧困の根を絶つ
10年間に及び、240万人に関係する巨大事業が陝西省南部で猛烈な勢いで進められている。昨年は陝西省の山間部から計8万世帯・29万5000人が移住し、今年も集中定住地840カ所が着工した。全ての定住地は工業地区と交通沿線の周囲に配置されており、就業に便利で、貧困の根を絶つことができる。移住によって陝西省南部の都市化率は年2-3ポイント押し上げられる。
陝西省南部は全国6大貧困地区の1つで、28県区の中の21が国家貧困支援・開発事業重点県に指定され、生活環境の劣悪な山間部に今なお400万人余りが居住している。陝西省政府は検討を重ねた結果、2020年までに60万世帯・240万人を移住させるとの目標の実現を決意した。
陝西省は毎年補助金29億6000万元の拠出を基礎に様々なルートを通じて資金を調達し、定住地に集中的に投入する。同時に民生の保障に力を入れ、住民の自主的な移住意思を尊重し、定住地の選択、建設基準、住宅設計などにおいて住民の習慣を尊重することで、「移住しても故郷は失わず」を実現する。また、政府の補助により移住者の住宅購入費は4分の1前後に抑えられる。住宅を購入できない貧困家庭には、政府が30-50平方メートルの住宅を無償提供する。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年5月5日