国家発展改革委員会主任「都市化発展計画、上半期に発表の見通し」
記者の質問に答える張平主任 |
第12期全人代第1回会議の6日の記者会見で、国家発展改革委員会の張平主任が経済・社会発展とマクロコントロールに関する質問に答えた。
改革に関する質問に張氏は「改革は国家の発展と進歩にとって根本的な原動力だ。われわれが今日世界の注目する成果を上げられたのは、改革によるものだ。今後も中国の発展の根本的な原動力は改革だ」と述べた。張氏の発言は次の通り。
第18回党大会の計画によると、経済体制改革の核心的問題は政府と市場との関係をうまく処理し、資源配置における市場の基礎的作用をさらに発揮させ、政府によるコントロール作用をより良く発揮することだ。改革の重点について、昨日の政府活動報告は8つを指摘した。これは次の段階の改革の重点だ。
昨年の国内総生産(GDP)成長率は7.8%だった。これは容易に得られたものではなく、経済成長の質と効益は一層高まった。
■中国都市化発展計画が今年上半期に発表の見通し
(都市化について)国家発展改革委員会が現在、関係部門と中国都市化発展計画をまとめており、今年上半期に発表されるだろう。
都市化は経済・社会発展の趨勢に適応する必要があると同時に、内需拡大の最大の潜在力でもあり、都市化の秘める潜在的内需と改革の秘める配当を結びつける必要がある。
昨年わが国の都市化水準は常住人口で計算すると52.6%に達した。わが国の都市・農村構造には歴史的変化が発生した。都市の繁栄は大量の労働力を吸収し、産業の発展と基本的公共サービスの発展も促進した。
都市化にはまだいくつかの問題がある。例えば出稼ぎ農民とその家族、子女は都市に移住しても、まだ都市生活を真に、完全に享受できない。都市インフラにも適応できていない部分がある。都市の配置や規模も十分に合理的ではない。多くの良質な資源が集まるため、大都市は膨張を続けているが、中・小都市の発展は明らかに不十分だ。
都市化の健全な進展にとって最も重要なのは都市化の質と水準の向上であり、スピードや規模のみを見ることではない。第1に都市の配置をしっかりと行う。第2に都市のインフラ整備を強化し、収容能力を高める。第3に都市群の配置を資源、環境と見あったものにする。第4にすでに移住した農村人口を徐々に都市生活に融け込ませる。特に基本的公共サービスの面で、彼らが享受できるサービスの水準を徐々に高める。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年3月7日