北京市、深刻な大気汚染時に自動車の運転停止命令も
「北京市大気汚染防治条例(草案審議稿)」についてのパブリックコメントの募集が19日から始まった。深刻な大気汚染時には、一部自動車の運転停止を含む強制的な緊急措置を市政府が講じることができる。新華社が伝えた。
条例(草案審議稿)は大気汚染が深刻で、人体の健康と安全に危害が生じうる緊急的状況の下、市人民政府は速やかに大気汚染公告を出し、汚染物質排出企業の生産停止または一部生産停止、および一部自動車の運転停止命令を含む強制的な緊急措置を講じると定めている。
条例(草案審議稿)によると、北京市は主要大気汚染物質の排出について総量規制を実施。大気汚染改善計画に基づき、主要大気汚染物質の総排出量を徐々に削減する。このため▽エネルギー構成、産業構成、工業配置を調整し、総石炭燃焼量を規制し、石炭燃焼による汚染を減らし、北京の機能的位置づけに沿わない高汚染企業を徐々に排除し、エコ工業パークを建設する▽自動車の汚染物質排出に対する管理を強化し、その排出基準達成を確保し、高排出車両を減らし、旧型自動車を排除する。粉塵汚染規制について細かい管理を実施する。各種施工工程、資材輸送などで粉塵汚染を防止する--としている。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年1月20日