中国、11月の10大ネット流行語 「十八大」「空母スタイル」
中国語版ウィキペディア「互動百科」がこのほど、オンライン投票、専門家による選考、毎月の全サイト検索数などから総合統計を取り、11月の10大ネット流行語を発表した。中国江蘇省の地元夕刊紙「楊子晩報」が報じた。
(1)「十八大」
中国の新指導者部を選出する「中国共産党第18回全国代表大会」のことで、11月8日から14日まで北京で開催された。
(2)空母スタイル
中国海軍初の空母「遼寧」での艦載機「殲15(J-15)」発着艦試験が11月25日、初めて成功。そんな中、離陸をサポートするスタッフがかがんで、J-15が飛行する方向を指すジェスチャーが大人気になり、ネットユーザーらが模倣して「江南(カンナム)スタイル」ならぬ「空母スタイル」と命名し次々に投稿している。
(3)可塑剤(かそざい)
熱可塑性合成樹脂に加えて柔軟性や対候性改良する添加薬品類の総称。11月、白酒(蒸留酒)の著名ブランド「酒鬼酒」の製品から基準を大幅に超える可塑剤が検出され、話題になった。
(4)「雷政富」
11月、中国のネット上に重慶市北碚区の雷政富(レイ・ジョンフー)区党委書記と思われる男性が愛人とベッドの上でみだらな行為を行っている動画が流出。同月23日、中国・重慶市紀律検査委員会は同男性を雷氏と断定し解任した。
(5)「双十一」
11月11日のこと。1が4つ並ぶことから、中国では「独身の日」とされ、大手eコマースサイトも大規模な激安セールなどを展開するため、宅配業者がパンク寸前になるなどの現象が起こった。