中国、9月の10大ネット流行語 「釣魚島」「iPhone5」など
中国語版ウィキペディア「互動百科」はこのほど、オンライン投票、専門家による選考、毎月の全サイト検索数などから総合統計を取り、9月の10大ネット流行語を発表した。中国国営の「新華社通信」のウェブサイトが報じた。
(1)「釣魚島」(日本名・尖閣諸島)
釣魚島、黄尾嶼(久場島)、赤尾嶼(大正島)、南小島、北小島、南嶼(沖の南岩)、北嶼(沖の北岩)、飛嶼(飛瀬)からなる島しょ群で、中国台湾の北東部に位置する。中国が最初に発見・命名・開発した。
(2)理性的な愛国心
理性的な愛国心は合理的な方法で自身の態度を表明することで、各抗議は法律というラインを超えないことを大前提にするべき。愛国心は法律を破る理由には決してならない。
(3)「東方之門」
江蘇省蘇州市の金鶏湖の湖畔に位置し、2013年10月に完成予定の「東方之門」は、蘇州の歴史を代弁する古城門からインスピレーションを得ているという。その高さは301.8メートルと、フランスのエトワール凱旋門の6倍に相当し、世界最大のアーチ形高層ビルとなる。
(4)「黄金大米」
スイスに本部を置く「シンジェンタ」が研究開発した遺伝子組み換え米。「金色大米」とも呼ばれ、普通の米よりも体内でビタミンAに変化するカロチンを豊富に含んでいる。9月には、米国の大学と中国当局が合同で、湖南省衡陽市の小学生を対象に「黄金大米」の効果を実験していたことが明らかになり「人体実験」ではと波紋に。環境や食糧の安全を甚だしく脅かす可能性もあると懸念する声が上がっている。
(5)iPhone5
米アップルは現地時間9月12日、サンフランシスコにあるヤーバブエナ芸術センターで新製品発表イベントを開催。人気スマートフォン(多機能携帯)iPhoneの第6世代目・iPhone5を発表し、同月14日から予約受付を開始。同月21日から、米国や香港など9地域で発売された。