中国、9月の10大ネット流行語 「釣魚島」「iPhone5」など (2)
(6)「表哥楊達才」
「表」とは腕時計、「哥」とはお兄さんを意味する。8月26日未明、陝西省延安市で寝台バスとタンクローリーの衝突事故が発生。現場を視察した際、笑顔を浮かべていた同省安全生産監督管理局の楊達才局長がネットユーザーらの反感を買い、ネット上の画像がきっかけで、楊局長は官僚の給料では決して買えないような高級時計をいくつも持っていることが判明した。そして、楊局長は皮肉をこめて「腕時計のお兄さん」と呼ばれるようになった。
(7)空母「遼寧」
中国軍初の空母「遼寧」は9月25日、遼寧省大連市にて海軍への引渡しセレモニーが行われ正式に就役した。これにより、中国は空母構築において重大な成果を得たことになる。
(8)「金銀月餅」
中国3大節句の1つ中秋節(旧暦8月15日、今年は9月30日)を前に、金やシルバー制の「月餅」(お菓子)を発売する銀行や企業が出現。好評を博した。もちろん食用ではなく、コレクション用だ。一方、業界関係者は、「見込み価格が低い金・銀の『月餅』は投資向きではない」と指摘している。
(9)「下班沈黙症」
「下班」は退勤を意味する。「下班沈黙症」とは、勤務中は意欲に満ち、非常に活発であるのに対し、退勤後は疲労困憊してしまい、無表情、無口、無愛想になること。このような状況が長期にわたって続くと、感情面で必要な他の人と交流を避けることが日常化し、社会における「つながり」がなくなってしまう可能性がある。
(10)国民床単
-----「国民的シーツ」。「床単」とはベッドのシーツのこと。9月11日、中国のあるネットユーザーは中国版ツイッター「微博(ミニブログ)」に、「イヤホンをネコに噛み切られてしまった」とツイート。すると、意外なことに、画像のバックに写っていたベッドのシーツを見たネットユーザーらが「家(うち)にも同じ柄のシーツがある!」と次々にリツイート。2日間で3万回以上転送され、そのシーツは「国民的シーツ」と呼ばれるようになった。 (編集KN)
「人民網日本語版」2012年12月10日