習近平主席がロシア国防省を訪問
ショイグ国防相とともに儀仗隊を巡閲する習近平主席 |
習近平国家主席(中央軍事委員会主席)は23日、モスクワのロシア国防省を訪問した。中国の国家元首によるロシア国防省訪問は初で、ロシア側はこれを強く重視している。
習主席は「中露包括的・戦略的協力パートナーシップにおいて軍事分野の協力は特殊で重要な地位にあり、両国の戦略的協力の重要な中身であり支えだ。近年両軍は交流・協力をたゆまず強化し、上層部相互訪問、人員育成、合同演習、軍事技術協力などをしっかりと行っている」と指摘。
「現在の世界では平和、発展、協力が時代の潮流だ。だが国際構造の深い調整が進む中、世界は依然として不平等、不均衡、不安定であり、従来型の脅威と非従来型の脅威が錯綜し、一部地域では情勢の動揺が広がり続けている。複雑で変化の多い国際情勢を前に、中露両国は協調を強化し、国際社会と共に各種の脅威や試練に対処すべきだ。中露両軍が両国元首間の合意を真剣に実行に移し、国防と軍隊の交流・協力をさらにしっかりと計画し、両軍関係のさらに踏み込んだ、広い発展を促し、両国の共通利益の維持と世界および地域の平和・安定促進のために貢献することを希望する」と強調した。
ショイグ国防相は習主席の訪問を熱烈に歓迎。「習主席はロシア国防省を訪れ、ロシア軍作戦指揮センターを見学した初の外国元首だ。これは露中戦略的協力パートナーシップの水準の高さと特殊性を存分に示すものだ。現在の国際情勢は楽観を許さず、過激派勢力やテロ勢力が台頭し、世界と地域の平和・安定は一連の試練に直面している。露中は友好的隣国、包括的・戦略的協力パートナーとして、軍事交流・協力を強化し、共通の安全保障と世界の戦略的均衡を維持すべきだ」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年3月24日