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記者会見する李克強総理 |
李克強総理(首相)は本日午前、第12期全人代第1回会議を取材する国内外の記者との会見に臨んだ。
人民日報記者:新しい政府は極めて困難な課題に直面するとの認識が多い。総理の施政目標は何か。どのような主要問題をまず解決するつもりか。
李総理:施政目標に関しては、第18回党大会ですでに全面的な計画が示されたと言ってよく、これがこの政府の施政目標だ。現代化実現までの距離が近づくにつれて、直面するリスクや試練も増えていく。
中国が解決しなければならない事は多い。主要問題について言うなら、第1に、やはり経済発展の持続だ。中国の経済環境は今後も厳しく複雑なものになると予測される。われわれは安定している時も警戒を怠らないと同時に、異変が起きても動揺せず、経済の持続的成長を保ち、インフレを防ぎ、潜在的リスクを制御し、中国経済に大きな変動が起きないようにしなければならない。
2020年目標を実現すべく努力しなければならないが、計算してみるとこれには年7%の成長が必要であり、容易なことではない。
だがわれわれには有利な条件と巨大な内需がある。鍵となるのは経済のモデル転換を推し進め、改革効果と内需の潜在力、イノベーションによる活力を重ね合わせて新たな原動力を形成するとともに、質と効益、雇用と収入、環境保護と資源節約をさらに高め、アップグレード版の中国経済を築くことだ。
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