温家宝総理がロシアのプーチン大統領と会談
温家宝総理は6日、ロシアのプーチン大統領とソチで会談した。 |
温家宝総理は6日、ロシアのプーチン大統領とソチで会談し、親しく、踏み込んで長い時間話を交した。
温総理は「厳しく複雑な環境の中、ロシア政府・国民は国家の主権と領土の完全性を断固として守り、経済建設を加速して多大な成果を上げ、世界貿易機関(WTO)加盟に成功し、世界の重要な一極としての役割を発揮している。安定し、繁栄する、強大なロシアは世界にとってプラスだ」と指摘。
「中露は共に偉大な民族であり、人類の進歩に傑出した貢献を果たし、現在は発展と振興の正念場にある。中露関係の深化は戦略的、長期的意義を備え、両国および両国民の根本的利益に合致する。双方は政治・戦略面の相互信頼をたゆまず深化し、互恵・ウィンウィンを基礎に実務協力を拡大し、国連、20カ国・地域(G20)、上海協力機構、BRICSなどの枠組みでさらに大きな役割を発揮し、世界の多極化と持続可能な開発を促すべきだ。中国の新指導者は各分野での両国の協力・交流を引き続き強く重視し、大々的に推し進める。中露関係には必ずやより広大で素晴らしい展望が開ける」と述べた。
プーチン大統領は「露中の包括的・戦略的協力パートナーシップはかつてない水準に達し、両国の経済・社会発展を力強く促し、一連の重要な問題の解決を促し、国際秩序のバランスと安定を守ってきた。中国は過去10年間に経済成長の確保、社会調和の促進、独立自主の平和外交政策の遂行の面で多大な成果を上げ、国際的な威信を高め続けた。ロシアはこれを喜ばしく思うとともに、中国共産党の第18回党大会の順調な開催を熱烈に祝賀する。中国の指導者との良好な職務関係と真摯な友情を大変大切にしている。双方が緊密なハイレベル交流を継続し、両国関係を一段と高い水準へ押し上げることを希望する」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年12月7日